両親への感謝

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4歳の頃から約50年間生活してきた家の片付けは想像以上に大変な作業でした。家は二階建てで他に畑(現在は駐車場)と小屋があります。広さとしては約100坪の面積です。そこに最初は祖母と両親と私の4人が生活しておりました。その後に祖母・父親・母親の順番で他界してしまい、最終的に独身の私だけが一人で生活しておりました。そして様々な事情から思い出たっぷりの我が家を売却する事になったのです。

50年間の歴史による家財はかなり大量に残っておりました。早くに亡くなった祖母の物はほとんど残っておりませんでしたが、両親と私の物はかなりの量でした。父親は日曜大工が趣味で大工道具や建築材料・建築部品などが大量に残っておりました。その他の仕事に関する私物や衣類は男性という事もあり少量でしたが、趣味で集めた洋酒や民芸品などが大量に残っておりました。母親は畑仕事が趣味で畑作業に使う道具や材料・肥料などが大量に残っておりました。他の趣味は漬け物作りと梅酒作りで、驚くくらいの道具や食器・ビン・カメ・重石などが残っておりました。女性なので衣類も大量に残っており、他に趣味の裁縫や編物などに使用する道具や材料も様々残っておりました。

中でも一番驚いたのは私の私物です。幼少の頃から保育園・小学校・中学校・高校までの様々な物が残っておりました。幼少時の衣類やおもちゃ、保育園や学校で使用したカバンや教材・衣類・書類・教科書・ノートなど形ある物は全て大切に保管してありました。両親は私の為に既に必要がなくなった物でも大事に残しておいてくれたのです。貴重な思い出の私物を見ながら何度も涙しました。大切に育ててくれた両親へ心から感謝の思いしかありません。特に私を産んでくれた母親の深くて強い愛情には感謝の気持ちで一杯です。今まで本当に有難うございました。残念ながらもう親孝行は出来ませんが、感謝の気持ちを一生忘れずに今後も頑張って生きていきます。どこかで蔭ながら見守っていて下さい。今後も宜しくお願い致します。