自動車への強い執着心

f:id:care_drive:20210317105240j:plain


物心が付いた2歳頃には既に自動車が大好きになっておりました。私が生まれた昭和40年代では当時まだ車が一般的ではなく、どちらかと言うと裕福な家庭でのみ所有しておりました。我家は一般家庭に比べるとやや貧しい家庭で、両親共に自動車運転免許を所有していなかった事もあって車がありませんでした。今になって思うと、その為に車への興味や関心が特に強くなったのだと思います。自家用車がなっかた我家では長距離移動の際は公共のバスか汽車がほとんどで、タクシーを利用する機会は非常に少なかったと記憶しております。私にとって身近な存在ではなかった自動車は次第に憧れの対象となりました。

幼少時で一番の楽しみは伯父の車に乗せてもらう事でした。伯父夫婦は当時から自家用車を所有しており、機会がある毎に私を車に乗せてくれました。伯父が我家に来た時には帰り際に毎回短距離ドライブをしてくれました。私が住んでいた共同住宅地の周辺を2~3周してくれたのです。当時2~3歳頃の事ですが今でもハッキリ覚えております。今から50年以上も前の事ですが、とても楽しいドライブだったと記憶しております。そして同時にその様な優しい伯父の事も大好きになりました。今になって思うと、車好きになった要因として伯父の影響がとても強かったと思います。

当然の様にオモチャや遊びは車が中心でした。乗用車からバス・トラックそしてバイクなどのオモチャでいつも遊んでおりました。更には手作りのハンドルで運転の真似事までしておりました。その頃から車の運転にも強い興味を持っておりました。車のミニカーから始まって、小学生の頃はプラモデルやラジコンに夢中になりました。中で最もハマったのはスーパーカーとF1です。消しゴムを集めたり写真やポスター・下敷きなどを集めて楽しんでおりました。そしてスーパーカーショーを見に行って、たくさん写真を撮った事が父親との貴重な思い出です。特にカウンタックのスタイルとカッコ良さには子供ながらに強烈な衝撃を受けました。カウンタックは今でも憧れの名車です。

その後19歳になって遂に念願の自動車運転免許を取得しました。最初の車は真っ白の日産ブルーバード910型2ドアハードトップ1.8Lターボ。幼少時から車好きだった事や我家に車がなかった事などもあってか、最初の車は父親がプレゼントしてくれました。昭和55年式の6年落ち中古車で当時80万円くらいだったと思います。納車の日はとても嬉しくて感激した事を今でもハッキリ記憶しております。その日から私の長い長い自動車人生がスタートしました。当時主流だったヤンキーから始まって、後に峠の走り屋を経て四輪レースデビューとなりました。自動車レースは今でも趣味として継続しており、なかなか止められずに30年くらい続けております。身体が元気で動けるうちは、今後も無理のない範囲でレースを楽しみたいと思っております。